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NISA口座で配当金を受け取る設定方法:再投資の手順解説

NISA口座で株式や投資信託を保有している方にとって、配当金や分配金をどのように受け取り、再投資するかは資産形成において非常に重要なポイントです。本記事では、NISA口座における配当金の受け取り設定方法と、非課税で再投資するための具体的な手順を、2025年12月時点の最新情報に基づいて詳しく解説します。証券会社ごとの設定方法や、よくある失敗例も含めて網羅的にお伝えしますので、初心者の方でも安心して設定を進めることができます。

この記事の内容を解説するダイジェスト動画以下になります
↓↓↓

目次

NISA口座における配当金と分配金の基礎知識

NISA口座における配当金と分配金の基礎知識

配当金と分配金の違いを理解する

NISA口座で資産運用を行う際には、「配当金」と「分配金」という2つの異なる利益還元の仕組みがあります。この2つは似ているようで性質が異なるため、まずはその違いを明確に理解しておきましょう。

項目配当金分配金
対象商品国内株式・米国株式などの個別株式、ETF投資信託
支払いタイミング企業の決算期(年1〜2回が一般的)ファンドの決算日(毎月・年1回など商品による)
利益の性質企業の利益から株主へ還元運用益や元本から投資家へ還元
非課税の条件株式数比例配分方式での受取が必須NISA口座保有で自動的に非課税

配当金は企業が株主に対して利益を還元するものであり、企業業績に連動します。一方、分配金は投資信託の運用会社が決算時に投資家に支払うもので、運用成果だけでなく元本の一部を取り崩して支払われる「元本払戻金(特別分配金)」が含まれることもあります。

新NISAでは配当金・分配金も非課税対象

2024年にスタートした新NISA制度では、年間360万円(成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円)、生涯投資枠1,800万円という大きな非課税枠が設けられています。この枠内で保有する金融商品から得られる配当金や分配金は、すべて非課税となります。

通常の課税口座との税金の違い

課税口座(特定口座・一般口座)で受け取る配当金には、所得税15.315%+住民税5%の合計20.315%の税金が源泉徴収されます。例えば10万円の配当金を受け取る場合、課税口座では約2万315円が税金として差し引かれ、手取りは約7万9,685円になります。

一方、NISA口座で適切に設定していれば、10万円を満額非課税で受け取ることができます。これは長期的な資産形成において大きなメリットとなります。

NISA口座で配当金を非課税で受け取るための重要な設定

NISA口座で配当金を非課税で受け取るための重要な設定

株式数比例配分方式とは何か

NISA口座で株式の配当金を非課税で受け取るためには、「株式数比例配分方式」という受取方法を必ず選択する必要があります。これはNISA制度における最も重要な設定の一つです。

株式数比例配分方式とは、保有している株式の数量に応じて計算された配当金を、証券会社の取引口座(証券総合口座)に直接入金する方式のことです。同一銘柄を複数の証券会社で保有している場合、各証券会社の保有株数に応じて按分された配当金が、それぞれの口座に入金されます。

その他の受取方式を選ぶと課税される

NISA口座で配当金を非課税で受け取るための重要な設定「その他の受取方式を選ぶと課税される」

配当金の受取方式には、株式数比例配分方式以外にも以下のような方法があります。しかし、これらの方法を選択するとNISA口座で保有している株式の配当金であっても課税対象となってしまうため、注意が必要です。

課税されてしまう受取方式

  • 配当金領収証方式:郵送される配当金領収証を、ゆうちょ銀行や郵便局の窓口に持参して現金で受け取る方式
  • 登録配当金受領口座方式:事前に登録した銀行口座に配当金が振り込まれる方式
  • 個別銘柄指定方式:銘柄ごとに異なる銀行口座を指定して受け取る方式

これらの方式では、NISA口座で保有していても20.315%の税金が源泉徴収されます。非課税メリットを最大限活用するため、必ず「株式数比例配分方式」を選択してください。

株式数比例配分方式の設定が必要な理由

株式数比例配分方式を選択する必要がある理由は、NISA制度の仕組みにあります。NISA口座は証券会社で開設され、証券会社の管理システムを通じて「どの株式がNISA口座で保有されているか」が把握されています。

配当金を証券口座で受け取る株式数比例配分方式であれば、証券会社のシステムがNISA口座保有分を自動的に識別し、その分を非課税扱いにすることができます。しかし、銀行口座への振込や郵便局での現金受取では、どの口座(NISA・特定・一般)で保有していた株式の配当金なのかを判別できないため、一律で課税されてしまうのです。

証券会社別のNISA口座の配当金受取設定の手順

証券会社別のNISA口座の配当金受取設定の手順

SBI証券での設定方法

証券会社別のNISA口座の配当金受取設定の手順「SBI証券での設定方法」

SBI証券は国内最大手のネット証券であり、NISA口座の配当金受取設定も簡単に行えます。以下の手順に従って設定を進めましょう。

SBI証券の配当金受取設定手順

  1. SBI証券のウェブサイトにログインします
  2. 画面上部のメニューから「My設定」を選択します
  3. 「お取引関連・口座情報」のセクションをクリックします
  4. 「配当金受領サービス」の項目を探します
  5. 現在の設定状況が表示されるので、「株式数比例配分方式」になっているか確認します
  6. 異なる方式が選択されている場合は、「変更する」ボタンをクリックします
  7. 「株式数比例配分方式」を選択し、確認画面で内容をチェックします
  8. 「申込」ボタンをクリックして設定を完了します

設定変更は即座に反映されますが、既に権利確定している配当金には適用されません。配当金を受け取りたい銘柄の権利確定日よりも前に設定を完了させる必要があります。

楽天証券での設定方法

証券会社別のNISA口座の配当金受取設定の手順「楽天証券での設定方法」

楽天証券もSBI証券と並ぶ人気ネット証券です。配当金の受取設定は以下の手順で行います。

楽天証券の配当金受取設定手順

  1. 楽天証券のウェブサイトにログインします
  2. 画面上部のメニューから「設定・変更」を選択します
  3. 「申込が必要なお取引・各商品に関する設定」をクリックします
  4. 「国内株式」のセクションから「配当金受取方法」を選択します
  5. 現在の配当金受取方法が表示されるので確認します
  6. 「証券口座でのお受取り」(株式数比例配分方式)を選択します
  7. 内容を確認し、「変更する」ボタンをクリックします
  8. 変更手続きが完了したら、確認メールが届きます

楽天証券では「証券口座でのお受取り」という表記が株式数比例配分方式に該当します。画面上でも「おすすめ!」と表示されているため、初心者の方でも迷わず選択できます。

マネックス証券・松井証券・その他の証券会社

その他の主要証券会社でも、基本的な設定の流れは同様です。以下に一般的な手順をまとめます。

一般的な設定手順

  • 証券会社のウェブサイトまたはアプリにログイン
  • 「設定」「各種手続き」「口座管理」などのメニューから配当金関連の設定項目を探す
  • 「配当金受領方法」「配当金受取サービス」などの名称で表示されている
  • 「株式数比例配分方式」または「証券口座での受取」を選択
  • 変更内容を確認して申込を完了

設定方法が分からない場合は、各証券会社のカスタマーサポート(電話・チャット・メール)に問い合わせることで、丁寧にサポートしてもらえます。

投資信託の分配金再投資設定について

投資信託の分配金は自動で非課税

投資信託の分配金については、株式の配当金とは異なり、NISA口座で保有している限り受取方法に関わらず自動的に非課税となります。つまり、株式数比例配分方式の設定は不要です。

ただし、分配金を「受け取る」か「再投資する」かについては、投資信託を購入する際に選択する必要があります。この選択により、資産形成の効率が大きく変わってくるため、慎重に判断しましょう。

分配金の「受取型」と「再投資型」の違い

投資信託の分配金再投資設定について「分配金の「受取型」と「再投資型」の違い」

項目受取型再投資型
分配金の扱い証券口座に現金として入金自動的に同じ投資信託を追加購入
複利効果なし(自分で再投資する必要がある)あり(自動的に複利運用される)
NISA枠の消費なし(現金で受け取るのみ)あり(再投資時に年間投資枠を使う)
向いている人定期的な収入が欲しい方、リタイア後の資金活用など長期的な資産形成を目指す方、現役世代の積立など

新NISAにおける分配金再投資の仕組み

2024年から始まった新NISA制度では、投資信託の分配金を再投資する際の仕組みが以前よりも柔軟になりました。分配金再投資型を選択している場合、分配金は原則として自動的に再投資されます。

新NISAにおける分配金再投資の優先順位

年間投資枠に余裕がある場合、分配金は以下の順序で再投資されます。

  1. つみたて投資枠で保有している場合:つみたて投資枠に再投資
  2. つみたて投資枠が上限に達している場合:成長投資枠に再投資
  3. 両方の枠が上限に達している場合:課税口座(特定口座または一般口座)に再投資

なお、「つみたて投資枠専用ファンド」として指定されている投資信託の場合、つみたて投資枠が足りないときは再投資されず、分配金受取となります。

分配金コースの変更方法

購入時に選択した分配金コース(受取型・再投資型)は、証券会社によっては後から変更できる場合があります。ただし、対応は証券会社によって異なるため注意が必要です。

証券会社分配金コース変更備考
楽天証券可能(2025年6月22日から対応開始)NISA口座でも分配金コース変更が可能に
SBI証券可能投資信託取引サイト内の「NISA分配金再投資設定」から変更
マネックス証券可能ファンドごとに設定変更が可能
松井証券制限あり一部の投資信託では変更不可
大和証券課税口座のみ可能NISA口座では分配金再投資コースの取扱なし

分配金コースを変更したい場合は、保有している証券会社の公式サイトで最新の対応状況を確認するか、カスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。

配当金再投資を活用した資産形成戦略

配当金再投資を活用した資産形成戦略

配当金を受け取るべきか再投資すべきか

配当金や分配金を受け取るか、それとも再投資するかは、投資家のライフステージや投資目的によって最適な選択が異なります。

受け取りが向いているケース

  • リタイア後で配当金を生活費の一部として活用したい方
  • 定期的なキャッシュフローを確保したい方
  • 年間投資枠を使い切ってしまっている方
  • 配当金を別の投資先に振り向けたい方

再投資が向いているケース

  • 現役世代で長期的な資産形成を目指している方
  • 複利効果を最大限活用したい方
  • 配当金を使う予定がなく、投資に回せる方
  • まだ年間投資枠に余裕がある方

複利効果を最大化する再投資のメリット

再投資の最大のメリットは、複利効果によって資産が雪だるま式に増えていくことです。配当金を再投資することで、投資元本が増加し、次回の配当金額もさらに大きくなります。

複利効果のシミュレーション例

元本100万円、年間配当利回り3%、投資期間20年の場合を比較してみましょう。

  • 受け取る場合:毎年3万円の配当金を受け取り、20年間で合計60万円を受取。元本は100万円のまま、総資産160万円
  • 再投資する場合:配当金を毎年再投資し続けると、20年後には約180万円の資産に成長。総資産は約80万円の差が生まれる

このように、長期投資において再投資の複利効果は非常に大きなインパクトを持ちます。

年間投資枠と再投資の関係

新NISA制度では、年間投資枠が成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円の合計360万円と設定されています。配当金や分配金を再投資する場合、この年間投資枠を消費する点に注意が必要です。

特に高配当株やETFに集中投資している場合、配当金の額が大きくなり、再投資によって年間投資枠を想定以上に消費してしまうことがあります。年間投資枠の配分計画を立てる際には、予想される配当金額も考慮に入れましょう。

配当金設定でよくある失敗と対策

配当金設定でよくある失敗と対策

権利確定日までに設定が間に合わなかった

配当金を非課税で受け取るためには、配当の権利確定日までに株式数比例配分方式の設定を完了させる必要があります。権利確定日当日や直前に設定しても、その配当金には適用されません。

設定完了までにかかる日数

株式数比例配分方式の設定変更には、証券会社や変更時期によって数日から2週間程度かかる場合があります。特に他の証券会社で異なる受取方式を選択していた場合、ほふり(証券保管振替機構)での登録変更が必要となり、時間がかかります。

配当金を受け取りたい銘柄がある場合は、権利確定日の少なくとも2週間前までには設定変更を完了させておくことをおすすめします。

他の証券会社の設定が原因で課税された

株式数比例配分方式は、一つの証券会社で設定すると、ほふり(証券保管振替機構)を通じて全ての証券会社に適用されます。しかし、その後別の証券会社で異なる受取方式に変更してしまうと、全ての証券会社の設定が変更されてしまいます。

複数証券会社を利用している場合の注意点

複数の証券会社でNISA口座や特定口座を開設している場合、どれか一つの証券会社で配当金受取方法を変更すると、他の証券会社の設定も自動的に変更されます。

例えば、A証券で株式数比例配分方式に設定していても、後からB証券で登録配当金受領口座方式に変更してしまうと、A証券のNISA口座で保有している株式の配当金も課税対象になってしまいます。

定期的に全ての証券会社の配当金受取設定を確認し、株式数比例配分方式が維持されているかチェックすることが重要です。

外国株の配当金で二重課税に気づかなかった

新NISA制度では米国株などの外国株式も投資対象となっていますが、外国株の配当金については注意が必要です。日本国内での課税分は非課税となりますが、現地国での源泉徴収税は非課税対象外となります。

外国株配当金の課税の仕組み

例えば米国株の場合、配当金に対して米国で10%の源泉徴収税が課されます。通常の課税口座であれば、さらに日本で20.315%が課税され、後から外国税額控除の申請を行うことで一部を取り戻すことができます。

しかしNISA口座の場合、日本での20.315%の課税は非課税となりますが、米国での10%の源泉徴収は引かれたままで、外国税額控除も適用できません。結果として、米国株の配当金は完全非課税ではなく、約90%を受け取ることになります。

2025年以降のNISA制度と配当金受取の最新動向

プラチナNISAの検討と高齢者向け配当活用

2025年4月頃、政府は高齢者向けの新たなNISA制度「プラチナNISA」の導入を検討しているとの報道がありました。この制度では、配当金や分配金を生活費として活用することを前提とした設計が想定されており、今後の動向が注目されています。

現役世代の資産形成では再投資による複利効果が重視されますが、リタイア後の世代にとっては、配当金を定期的な収入源として活用することも重要な戦略です。プラチナNISAが導入されれば、高齢者の資産運用における選択肢がさらに広がることが期待されます。

証券会社のサービス拡充

2025年6月には楽天証券がNISA口座での分配金コース変更サービスを開始するなど、各証券会社がNISA関連のサービスを拡充しています。今後も投資家の利便性を高めるための機能改善が進むと予想されます。

今後期待される機能改善

  • 分配金コースの柔軟な変更対応
  • 配当金・分配金の自動出金サービスの充実
  • 配当金再投資の詳細なシミュレーション機能
  • NISA枠の使用状況をリアルタイムで確認できるダッシュボード
  • 配当予想カレンダーと自動通知機能

旧NISA口座の配当金取扱いに関する注意

2023年までに旧NISA制度で購入した金融商品は、2024年以降も非課税期間内であれば引き続き非課税で保有できます。ただし、非課税期間終了後の取扱いには注意が必要です。

2021年NISA枠の非課税期間終了

2021年に旧一般NISA枠で購入した銘柄は、2025年末で5年間の非課税期間が終了します。非課税期間が終了すると、その銘柄は自動的に課税口座(特定口座または一般口座)に移管されます。

2025年内に売却する場合は、約定と受渡を年内に完了させる必要があります。年をまたいで保有し続ける場合、2026年以降に受け取る配当金は課税対象となりますので、ご注意ください。

まとめ:NISA口座での配当金を最大限活用するために

まとめ:NISA口座での配当金を最大限活用するために

NISA口座で配当金や分配金を非課税で受け取り、効率的に再投資するためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

重要ポイントのまとめ

  • 株式の配当金は「株式数比例配分方式」の設定が必須:この設定を忘れると、NISA口座でも課税されてしまいます
  • 投資信託の分配金はNISA口座で自動的に非課税:ただし、再投資型と受取型の選択は資産形成戦略に大きく影響します
  • 権利確定日の2週間前までに設定完了:設定変更には時間がかかる場合があるため、余裕をもって手続きしましょう
  • 複数の証券会社を利用している場合は要注意:一つの証券会社で設定を変更すると、他の証券会社にも影響します
  • 再投資によって年間投資枠を消費する:配当金再投資を計画に組み込んで、年間投資枠を管理しましょう
  • 外国株の配当金は現地での源泉徴収が残る:完全非課税ではない点を理解して投資しましょう

配当金や分配金の受取方法と再投資設定は、一度設定すれば基本的に継続されますが、定期的に見直すことで、ライフステージの変化に合わせた最適な資産運用が可能になります。

新NISA制度は非課税投資枠が大幅に拡大され、生涯にわたって活用できる制度です。配当金の受取設定を適切に行い、非課税メリットを最大限に活用することで、長期的な資産形成を効率的に進めることができます。

本記事で解説した内容を参考に、ご自身の証券会社で配当金受取設定を確認し、必要に応じて変更手続きを行ってください。不明点がある場合は、証券会社のカスタマーサポートに気軽に問い合わせることをおすすめします。

  • この記事を書いた人

トリセツ

手取りが少ない方、向けの節約&堅実投資のトリセツ。 NISAやiDeCoなど、初心者でも失敗しない資産形成のロードマップを徹底解説。 証券口座や金融サービスを本音レビューします。

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