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NISA・iDeCo・基礎投資

楽天証券から他社へNISAを移管する方法:失敗しないための注意点

楽天証券でNISA口座を開設したものの、他の証券会社のサービスが魅力的に感じたり、クレカ積立の還元率を比較して乗り換えを検討したりする方が増えています。実際、NISA口座は年単位で金融機関を変更することが可能ですが、手続きを誤ると投資機会を逃したり、想定外の税金が発生したりするリスクがあります。

この記事では、楽天証券から他社へNISA口座を移管する具体的な手順から、失敗しないための注意点、よくあるトラブルの回避方法まで、2025年12月7日時点の最新情報をもとに徹底解説します。

この記事の内容を解説するダイジェスト動画以下になります
↓↓↓

目次

NISA口座の金融機関変更とは?基本知識を理解する

NISA口座の金融機関変更とは?基本知識を理解する

NISA口座は年単位で変更可能

NISA口座は原則として1人1口座しか開設できませんが、金融機関は年に1回変更することができます。ただし、変更したい年の前年10月1日から当年9月30日までに手続きを完了させる必要があります。

例えば、2026年から新しい証券会社でNISA取引を始めたい場合、2025年10月1日から2026年9月30日までの期間に手続きを行わなければなりません。

手続き期間の重要ポイント

  • 変更希望年の前年10月1日~当年9月30日が受付期間
  • 手続き完了までに2週間~1ヶ月程度かかる
  • 10月~12月に手続きすれば翌年1月から新しい証券会社で取引開始
  • 1月~9月に手続きすれば同年10月から新しい証券会社で取引可能(その年に買付していない場合)

「移管」と「金融機関変更」の違い

実は、厳密に言うとNISA口座の「移管」と「金融機関変更」は異なる概念です。

項目金融機関変更株式・投信の移管
対象NISA口座の開設先を変える保有商品を他社に移す
NISA商品変更前の口座にそのまま残る課税口座に払い出し後のみ可能
非課税枠変更前の商品は非課税継続課税口座扱いになる
手続き勘定廃止通知書を使用移管依頼書を使用

多くの方が求めているのは「金融機関変更」であり、NISA口座で保有している商品を新しい証券会社のNISA口座に移すことは原則できません。この点は最も誤解されやすいポイントです。

重要な注意点

NISA口座で保有している投資信託や株式を、他社のNISA口座に移管することはできません。変更前の証券会社で非課税のまま保有を続けるか、売却して現金化するかの二択になります。

楽天証券から他社へNISA移管する5つのステップ

楽天証券から他社へNISA移管する5つのステップ

ステップ1:移管先の証券会社を決定する

ステップ1:移管先の証券会社を決定する

まず、どの証券会社にNISA口座を移すかを決める必要があります。主な選択肢とその特徴を比較してみましょう。

証券会社クレカ積立還元率投資信託本数特徴
SBI証券0.5%~5.0%2,600本以上国内最大手、商品ラインナップ最多
マネックス証券1.1%1,700本以上クレカ積立還元率が安定して高い
auカブコム証券1.0%1,800本以上auユーザーにメリット大
松井証券0.5%~1.0%1,800本以上サポート体制が充実

2025年現在、クレカ積立の還元率改定により、SBI証券から楽天証券やマネックス証券への乗り換えを検討する方も増えています。自分の投資スタイルと使用しているクレジットカードに合わせて選びましょう。

ステップ2:楽天証券で「勘定廃止通知書」を発行する

楽天証券での手続きが最初のステップです。必要な書類は「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」のいずれかです。

楽天証券での手続き手順(PC版)

  1. 楽天証券にログイン
  2. 「NISA」→「NISA口座 管理・手続き」に進む
  3. 「金融機関変更手続き(楽天証券⇒他社)」の「勘定を廃止する」をクリック
  4. 申込内容を確認して手続きを完了
  5. 数営業日後に「勘定廃止通知書」が自宅に郵送される

「勘定廃止通知書」と「非課税口座廃止通知書」の違い

書類名発行条件NISA保有商品
勘定廃止通知書NISA口座で買付実績があるそのまま保有継続可能(非課税)
非課税口座廃止通知書NISA口座で一度も買付していない、または残高ゼロ口座自体を廃止

ほとんどの場合、すでにNISA口座で投資をしている方は「勘定廃止通知書」が発行されます。この書類があれば、変更前のNISA資産はそのまま楽天証券で非課税保有を続けられます。

ステップ3:移管先の証券会社でNISA口座開設を申し込む

ステップ3:移管先の証券会社でNISA口座開設を申し込む

移管先の証券会社(SBI証券、マネックス証券など)で総合口座を開設していない場合は、まず総合口座の開設が必要です。

移管先証券会社での手続き

  1. 移管先証券会社の口座開設(未開設の場合)
  2. ログイン後、NISA口座申込画面へ進む
  3. 「他社から乗り換え」または「金融機関変更」を選択
  4. 楽天証券から届いた「勘定廃止通知書」の情報を入力
  5. 必要書類(マイナンバーカード等)をアップロード

2024年10月から、楽天証券を含む一部の証券会社では、マイナポータル連携によりオンライン完結でNISA口座変更ができるようになりました。これにより、従来より手続きが大幅に簡素化されています。

ステップ4:税務署での審査を待つ

移管先の証券会社に書類を提出すると、税務署での確認作業が行われます。この審査には通常2週間から1ヶ月程度かかります。

  • 1日目楽天証券で勘定廃止手続き申込
  • 3~5日後勘定廃止通知書が自宅に到着
  • 6日目移管先証券会社でNISA口座申込
  • 7~14日後税務署での審査完了
  • 15~30日後NISA口座開設完了、取引開始可能

決算日や年末年始を挟む場合は、さらに時間がかかることもあります。余裕を持って手続きを開始することをおすすめします。

ステップ5:楽天証券の積立設定を解除する(重要)

ステップ5:楽天証券の積立設定を解除する(重要)

多くの方が見落としがちな重要なステップです。楽天証券でNISA口座の積立設定をしている場合、金融機関変更手続き後も積立設定は自動解除されません。

楽天証券の積立設定解除手順

  1. 楽天証券にログイン
  2. 「投資信託」→「積立設定」へ進む
  3. 積立設定一覧から解除したい設定の「解除へ」をクリック
  4. 内容を確認して解除を完了

積立設定を解除し忘れると、翌年受渡となる買付が自動実行され、その年の金融機関変更ができなくなる可能性があります。必ず確認しましょう。

楽天証券から他社へNISAを移管時に失敗しないための10の注意点

楽天証券から他社へNISAを移管時に失敗しないための10の注意点

注意点1:保有商品は移管できない

楽天証券から他社へNISAを移管時に失敗しないための10の注意点

最も重要な注意点です。楽天証券のNISA口座で保有している投資信託や株式を、他社のNISA口座に移すことはできません。

保有商品の取り扱い選択肢

  • 選択肢A:そのまま保有 - 楽天証券で非課税のまま保有継続(売却は可能)
  • 選択肢B:売却して現金化 - 移管先で新たに買い直す(売却益に課税される可能性あり)
  • 選択肢C:課税口座に移管後、他社へ移管 - 一度課税口座に払い出してから株式移管手続き(手数料がかかる)

含み益が大きい銘柄を売却すると約20%の税金がかかるため、基本的には保有を続けることをおすすめします。新しい証券会社では新規に積立投資を始めましょう。

注意点2:その年に買付すると変更できない

金融機関変更を希望する年の1月1日以降に、楽天証券のNISA口座で1回でも買付を行うと、その年の金融機関変更はできなくなります。

手続き時期その年の買付変更可能時期
1月~9月なし同年10月から変更先で取引可能
1月~9月あり翌年1月から変更先で取引可能
10月~12月なし/あり翌年1月から変更先で取引可能

特に、毎月自動積立をしている方は要注意です。積立設定を必ず停止してから手続きを始めましょう。

注意点3:手続き完了まで1ヶ月程度かかる

NISA口座の金融機関変更は、税務署での確認作業があるため即日完了しません。一般的に2週間~1ヶ月程度の時間が必要です。

この期間中はどちらの証券会社でもNISA口座での新規買付ができないため、投資機会を逃す可能性があります。相場が急変している時期は特に注意が必要です。

タイミングに関する失敗例

  • 年末ギリギリに手続きを始めて、翌年の投資が遅れた
  • 積立設定を止め忘れて、予定外の買付が発生した
  • 手続き中に投資したい銘柄が値上がりして買えなかった

注意点4:複数の証券会社で管理が必要になる

注意点4:複数の証券会社で管理が必要になる

金融機関を変更しても、楽天証券に残したNISA資産は引き続き楽天証券で管理する必要があります。つまり、複数の証券会社にログインして資産管理を行うことになります。

  • 楽天証券:旧NISA・新NISA(変更前)の保有商品管理
  • 移管先証券:新NISA(変更後)の新規買付・保有商品管理

管理が煩雑になるのが嫌な方は、楽天証券の保有商品を売却してから変更することも検討しましょう。

注意点5:売却時の税金に注意

NISA口座で保有している商品を売却する場合、売却益には税金がかかりません。しかし、以下の点に注意が必要です。

  • 損益通算不可:NISA口座の損失は、他の課税口座の利益と相殺できない
  • 取得価格リセット:課税口座に移管すると、移管時の時価が新たな取得価格になる
  • 非課税期間の喪失:一度売却すると、その非課税枠は復活しない

含み益が大きい優良商品は、可能な限り売却せずに保有を続けることをおすすめします。

注意点6:書類の記入ミスに注意

勘定廃止通知書に記載されている情報を移管先の証券会社に入力する際、誤りがあると手続きが遅れます。

記入時のチェックポイント

  • 「勘定廃止通知書」の整理番号を正確に転記
  • 通知書の発行日を確認
  • マイナンバーカードの情報と一致しているか確認
  • 氏名・住所が最新の情報か確認

注意点7:旧NISA・新NISAの扱いが異なる

2024年から新NISA制度が開始されましたが、2023年以前の旧NISA(一般NISA・つみたてNISA)と新NISAは別制度として扱われます。

制度非課税期間金融機関変更時の扱い
旧一般NISA5年間変更前の口座で非課税保有継続
旧つみたてNISA20年間変更前の口座で非課税保有継続
新NISA無期限変更前の口座で無期限非課税保有継続

旧NISAで購入した商品は、非課税期間終了後に課税口座に払い出されるか売却する必要がありますが、新NISAで購入した商品は一生涯非課税で保有できます。

注意点8:移管先の取扱商品を事前確認

注意点8:移管先の取扱商品を事前確認

楽天証券で保有している商品を将来的に買い増ししたい場合、移管先の証券会社でその商品が取り扱われているか事前に確認しましょう。

特に、楽天証券オリジナルのファンドや一部の外国株式は、他社では取り扱いがない場合があります。

注意点9:株式移管には手数料がかかる場合がある

NISA口座内の株式を課税口座に払い出してから他社に移管する場合、楽天証券では株式移管手数料は無料ですが、移管先の証券会社によっては受入手数料がかかる場合があります。

投資信託の場合、楽天証券での移管手数料は1銘柄あたり3,300円(税込)ですが、SBI証券の「投信お引越しプログラム」を利用すれば全額キャッシュバックされます。

注意点10:マイナポータル連携でスムーズに

2024年10月から、一部の証券会社ではマイナポータル連携によりNISA口座の金融機関変更手続きがオンライン完結できるようになりました。

マイナポータル連携のメリット

  • 書類の郵送が不要
  • 手続き期間が短縮(最短1週間程度)
  • 入力ミスのリスクが低減
  • 24時間いつでも申込可能

対応証券会社は順次拡大していますので、移管先の証券会社がマイナポータル連携に対応しているか確認してみましょう。

楽天証券から他社へNISAを移管時のよくある質問と回答

楽天証券のNISA口座を他社に変更すると、楽天ポイントはどうなりますか?

楽天証券で保有している楽天ポイントやSPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率には影響しません。ただし、NISA口座での投資信託保有によるポイント付与は、変更後は受けられなくなります。楽天証券に残した旧NISA資産の保有ポイントは継続して付与されます。

楽天証券から複数の証券会社にNISA口座を分けることはできますか?

いいえ、できません。NISA口座は1人1口座が原則で、複数の金融機関で同時にNISA口座を保有することはできません。ただし、年単位で変更することは可能です。

NISA口座変更後、楽天証券の口座は解約すべきですか?

必ずしも解約する必要はありません。楽天証券に旧NISAや新NISAの資産が残っている場合、それらは非課税で保有を続けられます。ただし、完全に資産を移管し、今後楽天証券を使う予定がない場合は、口座管理の手間を省くために解約しても構いません。

手続き中にNISA枠で買付できますか?

手続き中は、楽天証券でも移管先の証券会社でもNISA口座での買付はできません。課税口座(特定口座・一般口座)であれば買付可能です。NISA口座での買付は、移管先の証券会社で口座開設が完了してから可能になります。

楽天証券からSBI証券への変更は何日かかりますか?

通常、楽天証券で勘定廃止通知書を申請してから手元に届くまで3~5営業日、その後SBI証券に申込んでから税務署の審査完了まで2週間~1ヶ月程度かかります。合計で約1ヶ月を見込んでおくと良いでしょう。決算日や年末年始を挟む場合は、さらに時間がかかることがあります。

金融機関変更後に、やっぱり楽天証券に戻すことはできますか?

はい、可能です。ただし、再度金融機関変更の手続きが必要で、年に1回しか変更できないため、最短でも翌年からになります。頻繁に変更すると管理が煩雑になるため、慎重に決めることをおすすめします。

まとめ:楽天証券から他社へNISAを移管する方法:失敗しないための注意点

楽天証券から他社へNISA口座を移管する際の重要ポイントをまとめます。

  • NISA口座の金融機関変更は年に1回、10月~翌年9月末までに手続き
  • 保有商品は移管できないため、基本的にはそのまま保有継続
  • 手続き完了まで2週間~1ヶ月かかるため余裕を持って開始
  • 積立設定は自動解除されないため、必ず手動で停止
  • 変更希望年に買付すると、その年の変更はできない
  • マイナポータル連携を活用すれば手続きが簡素化
  • 移管先の商品ラインナップとクレカ積立条件を事前確認

NISA口座の金融機関変更は、決して難しい手続きではありませんが、タイミングを誤ると投資機会を逃したり、想定外の税金が発生したりするリスクがあります。

特に、積立設定の解除忘れや保有商品の取り扱いについては、多くの方が失敗しやすいポイントです。この記事で紹介した手順と注意点を参考に、計画的に移管手続きを進めましょう。

自分の投資スタイルに合った証券会社を選び、長期的な資産形成を成功させてください。

まとめ:楽天証券から他社へNISAを移管する方法:失敗しないための注意点

  • この記事を書いた人

トリセツ

手取りが少ない方、向けの節約&堅実投資のトリセツ。 NISAやiDeCoなど、初心者でも失敗しない資産形成のロードマップを徹底解説。 証券口座や金融サービスを本音レビューします。

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